例えば

例えば、子どもが、お腹を空かして、火がつくように泣いていると、母親は、そのとき、「あ、お腹が空いたんだね、よしよし」といって、とんでいっておっぱいをやる。


そうすれば、子どもは安心します。


また、おしめが汚れて、泣いていると「あ、また汚れたんだね」といって、とんでいっておむつをとりかえてやる。


そうすると、子どもはすやすやと眠ります。


また母親は、夜巾に子どもが泣いていると「どうしたんだろう。


ミルクは飲んだんだし、おしめは替えたばかりで奇麗なのにどうしたんだろう」とひょいと抱きあげて床を見たところ、布団の敷布がよじれて山なみにうず高くなっています。


「これで背中が当って寝にくいんだなあ」といって敷布を平らにしてやり、寝かします。


こんどはすやすやと休みます。


というふうに、いつも、子どもの要求に答えてやることがだいじなのです。

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