昔のこと・・・タケノコ生活

「喰はれる前はDDT、喰はれてからはオゾが一番!」


この面白さは、「喰はれる前はDDT」と、この強力な殺虫剤の効能をみとめた上で、だがしかし、「喰はれたあとは・・・・・」なんといってもオゾがいい、といってのけた点ですね。


なかなか巧みなレトリックだといえます。


ちなみに、オゾとは、独特の容器に入ったかゆみ止めの軟膏で、戦前のアイデア商品だといわれている(現在では容器も改良され、傷薬として販売されている)。


この年はまた、悪性インフレがいっこうにおさまらず、主食の欠配が全国平均で20日にもおよびました。


人びとは、手持ちの衣類などを持ち出しては食糧に換えるという相変わらずの「タケノコ生活」を強いられました。


過度のインフレのため、貨幣価値が下落し、お金ではもはや食糧をわけてくれなかったのです。

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