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2010年05月 アーカイブ

脳は右半球と左半球にわかれている 2

どうして右脳と左脳が違っていることがわかるかというと、左右をつなぐ脳梁を切断したケースによって明らかになるのだ。

1960~70年の頃、片方の脳のてんかんの異常がもう一方の脳に広がるのを防げるということで、脳梁を切断する治療が行われたことがある。
その治療を受けた患者、つまり左右の脳が分断された患者をいろいろ調べていくと、たとえば、言葉を扱わせたり計算させたりすると、左脳のほうが成績が良いことがわかった。

逆に積み木の組み立てや、立体的なものの認知は右脳のほうが成績が良いといったことがわかったのである。
このようなデータによって、左右の脳の役割が違っていることがわかる。

大脳の表面は大脳皮質

シワの模様が大脳の特徴ともいえるが、このシワの部分は大脳の表面をおおっている大脳皮質と呼ばれるもので、厚さは2~3ミリメートルほどである。
これを、シワを延ばして広げてみると、なんと新聞紙1面大(1600平方センチメートル)にもなる。

ヒトの脳でいちばん大きな部分を占めていて、実はこの部分が脳の最高中枢機関なのだ。

ところで、この大脳皮質のシワは、たとえばネズミなどにはほとんど見られない。
ネコになると少しは見られる。
そして、人間や二ホンザルなどの、いわゆる霊長類になると、シワだらけになっているのである。
人間は、進化の過程で大脳皮質の面積を広げてきた。

しかし、脳が収まる器(頭蓋骨)には限界があるので、
折り曲げるようにして面積を広くしたのである。そのためシワが増えたわけだ。

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